GUSH OUT

乱発ブログというからには乱発しなければ嘘になるので、普段更新しない事のエクスキューズに乱発します。

風雪の城〜Lear〜伝承ホール

ベテランから10代の若手までの大所帯でした。

先輩の前田耕陽さんや金すんらさんからは多くを学び、若手にはそこそこ頼られるそんな立ち位置です。他所様の現場ではなるたけ目立たないように静かに粛々と仕事をする、そんな役者でありたいものです笑

稽古場で「シンゴさん」「キトさん」「蓮田さん」「ヨコター！」と色々な呼ばれ方をしました。

蓮田キトでございます。

よろしくお見知りおきを。

稽古中に桜が咲き、本番と同時に散って今年の桜。

桜の散りゆく様に儚さを見出しますね。それはそれでいとおかしです。

しかしながら、散りゆく桜に春からのスタートと来年どんな花が咲くのだろうかという期待と希望に胸を高まらせたい、そんな蓮田キトです。

本番前、舞台上にて。

やりがいのある舞台でした。

蓮田から喜劇的要素を抜いた芝居でしたが、ヨコタシンゴの時からご覧の皆様驚かれましたか？笑

笑わせないのもやるんです笑

しかもやや悪役です。悪役と思っていませんが、悪役をやろうと思うと悪役ではなくなりますね、小難しい演劇論は要りません。

「尾崎」という重臣の役（の割には俺だけ衣装が地味だったっ！）ですが彼の正義を貫こうと生き、死んで行きました。

それがお客様に、「悪」と捉えていただけた事がとても嬉しいです。

悪いと思わずに悪いことをするやつが本当の悪人です。

「悪人を演じるのであれば、彼の中にある善人を探せ。」

とはかのスタニスラフスキーの言葉です。

多分、そんな感じの事言っていたような。

「リア王は不条理劇の最大傑作だ。」

とはかのピーターブルックの言葉です。

だから、そんな感じの事を言っていたと思います。

そんなのを芝居に活かしたい。そしてその作業はすげー楽しいのです。

そしてみなさんが喜んでくれたら、よりすげー楽しいのです。

蓮田キト