ごらんなさいって、役者の皆さん。
もちろん俺なんかよりもよっぽど勉強されている役者、演劇人、表現者は数知れずです。まだまだ無知なヨコタ日々勉強を欠かさないよう努力はしています。
しかしながら、いつの間にかアラフォーで17年間くらい演劇に携わっていると後輩や若手の面倒なんかも僭越ながら見始めたりして。
そして兎にも角にも皆知らないことが多すぎる。
バイトや用事(何のだよっ?!っていつも思う)で日々の生活に追われ、いつしか夢見た『良い俳優になりたい』なんてのは現実という雑踏を闊歩するうちに自らの足で踏みつけ、知らず知らずのうちにバイトで面接する側とかになっちゃって。
もうそっち!そっち行け!それ本業!という若者をたくさん見て来ています。
十把一絡げには言えませんが、大体皆勉強不足。したいけど出来ない「現実」という言い訳のもとに、何も知らない。言う事は大きいけど努力しない。努力しないから実力つかない、実力ないから仕事出来ない。
一所懸命生きていればチャンスは訪れるんだって。大体偉人と言われる人たちの名著にそういうような事、書いてあります。信じたいじゃない一回きりの人生だもの。
でもね、チャンスがあっても実力がなければチャンスはただの平凡な出来事になってしまうワケで。いつ来るかわからないチャンスの為に努力するのはしんどいかもしれないけれど、それしか方法はないのだと強く信念するよ。まあ、これは俺の持論だけど。
とにかく実力をつけるべき。その為に勉強したのが良い。そして実力があってもチャンスの場を与えてくれるのは他人です。それを与えてもらう為には誠実に正しくいなければなりません。誠実さ、正しさなんてのは自分で学んでおくれよ。
それこそ何千年も前から言われている事だから。古典でも紐解いてくださいましな。
つまり、ヨコタいつも進めているのは「読書のススメ」です。
作者が何年もかけて経験してきた事や、中には何百年何千年と時間をかけて今尚その輝きを失わない珠玉の名言たちがぎゅっと凝縮されている宝の山なんだから。
役者なら戯曲も読むべきだし、舞台も見るべきだし、映画も見るべきだし、やたらと本を読むべきだし。
役者は人と話して、人を愛して、裏切られたり傷ついたりする事が全て活かせるんだから。経営本だって、思想哲学だって素晴らしい価値をもたらせてくれるよ。
本ってのは出会いだから、求めた時に求めた事が書かれているのは、俺個人の拙い経験でも自信を持って言える。
チャンスってのは、ピンチの顔してやってくるので見逃しがちなモノですよ。
今日も一所懸命に生きて、先人たちの叡智の贈り物に感謝できますように。
ヨコタシンゴ