この度、2020年4月9日〜19日に上演予定でした
TOKYOハンバーグProduce Vol,28『朧な処で、徐に。』の公演中止が決定しました。
残念です。無念です。
顔合わせの時から話題になっていた新型コロナウイルス。
正直はじめ自分は怖くなかった。
でも1ヶ月後には全世界を脅かすものになっていました。
え、このまま演劇やっていいのかな?
ヒトヒト感染を後押しするような環境下に、大事なお客さんを入れていいのか??
と、不安な気持ちが増えていきました。
しかしやっぱり役者なので、積み上げてきた作品に対する想いはあります。
楽しみに劇場に足を運んで欲しい、観て欲しい、安心して帰って欲しい。
中止にする理由はいくらでもあげられるけど、それを塞き止めるのが芝居が好きだっていう、気合?根性?みたいなもの。
みんなでたくさん話し合って決めました。
意見を押し付けるとか、そんなの一個もない。
中止決定の言葉を聞いた時、
「一瞬死んだ」
多分。
心臓をアイスピックで一突き。
皮膚も骨も超えて心臓に直接グサリ。みたいな。
そこから今も何かがなくなったような感覚でいます。
泣き喚くとかではなく。
辛いとか苦しいとかでもなく。
私の血は今、無色透明であろうと、そう思います。
そのくらい今、生活がありません。
普段からそれがあって生きているんだと、自覚しました。
こんなにこの座組好きだったんだー、
この作品に対しても自分に対してもこんなに期待してたんだー、
あー、なんでこうなっちゃったんだろうなー。
今回のこの決定は、絶対正しいと思います。
でもでもでも、確実に私の心は死にました。
心肺停止。
蘇生にはちょっと時間がかかりそうです。
理性と本能とでごちゃ混ぜ。
楽しみにしてくださっていた方、期待してくださっていた方、検討してくださった方、応援してくださった方、本当ごめんなさい。
やるっていったのにやらなくてごめんなさい。
写真、眉毛なくてごめんなさい。
とうせこのみ
でも私はエンタメを諦めない。