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エンドレスリピート

2019.02.28

2月が終わりますね。

 

数字が3に進むだけで一気に春めいて感じてしまう。

 

春ってなんだか暖かくてぬくもりにあふれてて、そういうイメージ。

 

ぬくもりっていうと、母親とかお布団とか。そういうものを連想しちゃう。

 

思い描く母親像、父親像、家族像ってきっとみーんなある。

 

私はこれからどんなものになるんでしょうか。

 

20歳の頃思い描いてた自分とはかけ離れているけれど、どこか充実してて、ちょっと足りてなくて渇いてる、欲しがってる。

 

 

 

この度、また舞台に立たせて頂けることになりました。

 

今回のお話、赤ちゃん斡旋事件がモチーフになっています。

 

生命が産まれるってなんでしょうか?

と、考えることが最近とっても多くて。

 

最近というかいつもそう思っていて。

 

例えば、私の父は心臓がいつから拍動を始めるかを研究してます。(って前に聞いた気がする。)

 

いつどの瞬間に、心臓は動き出すのか。

 

考えてみれば不思議だなって。

 

 

例えば母は、ずっと看護師。

 

今日は何人亡くなってしまった、と

 

こういう状態でこんな処置をしたけど、もたなかったと話していた。

 

患者さんに抓られて痛々しい腕だった。

毎日そんな酷いことをされてたら、私だったら絶対看護師やらない。と強く思った。

 

母は、お葬式から帰るたびに悲しそうで、それでもまた病院へ働きに出て行ってた。

 

 

例えば、妹は助産師になると彼女が高校生の時から言っていた。

見事我が最愛の妹は有言実行する訳ですが、助産師の資格を取ることがこんなに大変なことは、彼女から聞くまでは知らなかったし考えもしなかった。

 

新しい生命が産まれる一方で、カーテン挟んだ向こう側では産まれる前に生命を終えなくてはならなかったり。

 

考えただけで壮絶。

 

インセプションで次元超えてる時みたいな感覚かなぁ?

ハリポタ的にポートキーで移動するときの内臓のひっくり返ったような感じかなぁとか。

 

目まぐるしく魂が巡る中に、妹は足を踏み入れていく。

 

そこに向かうことは今の私にはきっと出来ないだろうと考えたり。

 

 

例えば友達が結婚したり。

 

新しい家族を無事に迎え入れることができて、育児に奮闘する様子をSNSで見ていると、出産と育児は本当に偉大で、成長を一方的に見守るだけなのにとっても幸せで口元が緩む。

 

親になった友人たちは、みんな素晴らしい。

 

勿論、親になるのが全てじゃない。

 

一生懸命なにかに生きる友人たちは、みーんな本当、はなまる100点。素晴らしい。

 

 

そして、例えば、姉が新しい家族を迎えることを考えていたり。

 

真剣に考えて悩んでいる姿は、私の心を強く打つ。

 

彼女の持つ不安を私も同じように抱いているし、だから第三者的に意見を述べることはできるけど、

私も当事者として家族を持つことを考えると、また同じように悩むんだろうなって思う。

 

子供を産むってなんだろう?

家族になるって、どういうこと??

 

折角始めることができても、必ず終わってしまう。

 

 

そもそも生命ってなに???

 

 

私からすれば、他人と結婚を決意できる人みんな尊敬出来る。

 

家族ってやっぱ特別な存在になっていくものだから、

それをいちから作っていこうと思える相手がいる、

そして決断できるのが本当にすごいことだと思ってしまう。

 

きっと信頼なんだろう。

 

信じてるって言わなくてもいい。

 

疑っても結局、根っこのところでわかってるから、家族でいられる。

 

そこに血の繋がりは本当に全く関係ない。

 

 

もう天に召されてしまったけど、先代愛犬ロビンは今も家族のまま。

 

ロビンなんて私と同じ人間ではない。犬。わんこちゃん。

 

いつも私の膝でただ寝てくれてただけだけど、ずーっと絶対忘れない。

 

気持ちだな。

 

ハートフル。ソウルフル。ひゅーひゅー。

 

なーんてとりとめもなく考えてるタイミングで、今回の舞台です。

 

脳みそに刻みつけて取り組みます。

 

考えてたこと、

まっっっっっっっっっったく纏まっていないけど、

色んな意見に触れて浴びて揉まれて、また一歩成長できたなら、きっと素敵な揺らぎをみなさんに感じてもらえるのかなと思っています。

 

月並みですが、がんばります。

 

よろしくお願い致します。

 

 

 

とうせこのみ

TOKYOハンバーグProduce Vol,25

のぞまれずさずかれずあるもの 再演・新作2本立て公演

『東京2012』/『宮城1973』

作・演出=大西弘記(TOKYOハンバーグ)

2019/4/11 (木) ~4/21 (日)

@新宿サンモールスタジオ

■チケットご予約はこちらから

http://ticket.corich.jp/apply/98600/310/

頬を突き刺すほどの雨だった

稲妻の龍が天と地を支配し、雄叫びをあげるたびに雷を落とす窓の外

個室のベンチシートに座り、妻の白く細い掌を握り締めたまま

ある出逢いの時を静かに待っていた

大きな落雷、共に院内に響き渡る小さな産声

呼吸と瞬き、廊下を走る足音、ドアが開く瞬間

すべてがスローモーションのようで

生まれたばかりの赤子を抱いた助産婦は云う

「産まれましたよ。可愛い女の子です。おめでとうございます。頑張りましたね」

まるで、その赤子を生んだ夫婦へかけるかのように・・・

1973年の晩秋、季節外れの嵐が荒れ狂う、丑三つ時

宮城県石巻市の某産婦人科にて欲しかった子どもに出逢えた。

■東京2012 出演者■

坂井 宏充(TOKYOハンバーグ)

橘 麦(e-factory)

葵乃 まみ

宮越 麻里杏

和田 真季乃

柴田 和宏

白井 風菜

山田 定世(劇団俳優座)

大川 泉

中澤 健太郎(アイリンク株式会社)

■宮城1973 出演者■

小林 大輔(TOKYOハンバーグ)

永田 涼香(TOKYOハンバーグ)

宇鉄 菊三(tsumazuki no ishi)

上田 尋

葛山 陽平(スターダス・21)

入間 史雄(オフィスウォーカー)

小林 翔

福寿 奈央(青☆組)

原 愛絵

當瀨 このみ(GUSH OUT)

ししど ともこ(カムヰヤッセン)

堂下 勝気(青年座映画放送)

■タイムスケジュール

4月 東=東京2012 宮=宮城1973

11日(木)19:00東★

12日(金)19:00宮★

13日(土)13:00東 18:00宮

14日(日)13:00宮 18:00東

15日(月)14:00東 19:00宮

16日(火)14:00宮 19:00東

17日(水)14:00東 19:00宮

18日(木)14:00宮 19:00東

19日(金)14:00東 19:00宮

20日(土)13:00宮 18:00東

21日(日)12:00東 17:00宮

★の部はハンバーグ割引

※受付開始・開場は開演の30分前。

※未就学児童のご入場はご遠慮頂いております。

■チケットご予約はこちら

http://ticket.corich.jp/apply/98600/310/

■チケット※全席自由(日時指定)

◆前売/4000円・当日/4500円

◆ハンバーグ割引(★の部)前売・当日/3500円

◆学生割/2500円(高校生以下)※要証明書

◆セット/7500円※『東京2012』『宮城1973』両作品が対象/要予約/ローソンチケット、カンフェティでの取扱なし

■チケット取扱い・お問い合わせ

①J-Stage Navi

03-5912-0840(平日11:00~18:00)

http://www.j-stage-i.jp

②ローソンチケット ※チケット取り扱いのみ

0570-084-003(Lコード:31857)

0570-000-407(10:00~20:00)

http://l-tike.com

③Confetti(カンフェティ) ※チケット取扱いのみ

http://confetti-web.com/

0120-240-540*通話料無料・オペレーター対応

(受付時間 平日10:00~18:00)

④TOKYOハンバーグ

090-5807-3966

E-mail info@tokyohamburg.com

HP http://tokyohamburg.com

■スタッフ

音楽/清見雄高 照明/吉嗣敬介 舞台監督/大河原敦・櫻岡史行 舞台美術/大河原敦 音響プラン/香田泉 音響操作/牛居朋広 演出助手/嶋野幸香・中尾雛子 宣伝美術/martrie イラストレーション/さいとうりえ 舞台写真/ありせさくら WEB宣伝/西谷竜太 制作協力/J-Stage Navi 当日受付/白井千晶 カンパニースタッフ/石原友武・相原奈保子・肥尾祥恵 企画・製作/TOKYOハンバーグ

■協力

écru ウルル・プロ 龍前正夫舞台照明研究所 零´sRecord 演劇ユニットハイブリッド 乳幼児教室ハッピールーム 喫茶ホットライン M・M・P 宿 行政事務所 いせソーラー ※順不同

■劇場

新宿サンモールスタジオ

(丸ノ内線 新宿御苑前駅大木戸門出口より徒歩5分)

東京都新宿区新宿1-19-10 サンモール第3M-8F(事務所) B1(劇場)

TEL 03-5367-5622(事務所)

03-3350-0335(劇場ロビー)

FAX 03-3355-4390